ECサイト(通販サイト)をWordPressで「WooCommerce」のプラグインを使用し構築していくことが出来ます。今回は第4ステップの「④税率を追加」を進めていきます。
WooCommerceのインストールとストアの設定までは、以下の『WordPressでECサイトを作ってみる「WooCommerce」①』の記事で紹介しております。
「商品追加」については、以下の『WordPressでECサイトを作ってみる「WooCommerce」②』の記事で紹介しております。
決済サービス業者を選定してみるところまでは、『WordPressでECサイトを作ってみる「WooCommerce」③-1』の記事で紹介しております。
決済サービス業者「Stripe」の設定方法第1ステップは以下の記事で紹介しております。
決済サービス業者「Stripe」の設定方法第2ステップ「個人事業主の場合の設定」は以下の記事で紹介しております。
決済サービス業者「Stripe」の設定方法第2ステップ「法人の場合の設定」は以下の記事で紹介しております。
決済サービス業者「Stripe」の設定方法第3ステップ「銀行の追加からStripeの最後の設定」までは以下の記事で紹介しております。
決済サービス業者「Stripe」の設定方法第4ステップ「Stripeの連結から支払い設定を完了する」までは以下の記事で紹介しております。
④税率を追加
WoocommerceでAvalaraを使用する場合、手動で税率を設定するか、Avalaraの自動税率計算機能を使用するか、どちらが適切かは、個々のビジネスの要件によって異なります。
ただし、Avalaraを使用することで、複雑な税法規制に関する知識が必要なくなり、自動化された税率計算や申告書の作成などの手間を省くことができます。そのため、多くの企業ではAvalaraの利用が推奨されています。
また、Avalaraを使用する場合、WoocommerceのAvalaraプラグインをインストールすることで簡単に統合することができます。これにより、ウェブサイトでの売上高に対する消費税の計算や収集、申告書の作成などが自動化され、手間を省くことができます。
ただし、手動で税率を設定する場合、Avalaraのような外部の税率計算サービスを利用する必要はなく、よりシンプルなプロセスで済むため、小規模なビジネスや国内の販売に限定される場合は、手動での税率設定も十分に機能します。
「手動で税を設定」する場合
税オプション
②税込価格
今回税抜き価格で商品管理をしようと思いますので、「税抜き」を選択しています。
※消費税変動時に税抜き価格での設定の方が対応がスピーディーに行えます。
③以下に基づく税の計算
「お客様のお届け先住所」「お客様住所」「ショップの本拠地」から選択可能です。通常は「ショップの本拠地」を選択される方がよいと思います。
「送料税クラス」は、「お買い物カゴ内の商品に応じた送料クラス」のまま設定します。
「税の丸め計算」は、チェックをしないまま設定します。
④追加の税クラス
どんな税クラスを使用するかをこちらで設定します。図では「免税」「軽減税」を設定する場合にしています。「標準税率」は記載の必要がありませんので、特に他の税クラスを設定しない場合は空欄にします。
⑤-1 ショップで価格を表示
日本での販売の場合は税込みの総額表示が義務付けされているため、「税込」を選択します。
⑤-2 お買い物カゴ内と購入手続きで価格を表示
「⑤-1ショップで価格を表示」とあわせて「税込」を選択します。
商品管理を税抜きで設定し、価格表示を税込にすると 「税設定が不一致: 丸め誤差を避けるには、価格はすべての場所で一貫して税込または税抜で入力、表示する必要があります。」 とメッセージが出ますが、無視して構いません。 |
⑤-3 価格表示の接尾辞
価格の数値の後ろに表示される部分です。「(税込)」と今回は設定していきます。
「税金合計を表示」は任意の設定で構いません。税金を合計表示にする場合は「単一の合計」を、税金を商品ごとに表示する場合は、「項目別」を選択します。
ここまで設定ができたら、一旦「変更を保存」をしましょう。
標準税率
「都道府県/州コード」「郵便番号」「市区町村」は、空欄のままで設定します。
率%
税率のパーセンテージを入力します。現在は消費税10%となりますので、「10」と入力します。
※「変更を保存」後、数値が「10.0000」となります。
「優先順位」は「1」のまま設定します。
「複合」はチェックのないまま設定します。
配送
送料にも消費税の適用をする場合にはチェックをします。
設定が完了したら「変更を保存」を選択しましょう。