サイトを運営していると過去使用していたページのURLから別のページなどのURLへ直接リダイレクトを掛けたかったりすることがあります。
ワードプレスを使用しているとプラグインでリダイレクトの設定を簡単に行うことが可能です。
今回のプラグイン「Redirection」は、Apache や Nginx の知識なしで、301 リダイレクトを管理したり、404 エラーを追跡したり、サイトを改善したりできます。
「Redirection」は、数個のリダイレクトを持つサイトから何千ものリダイレクトを持つサイトまで、幅広く使えるよう設計されています。
Redirectionをインストール
WordPress管理画面から、プラグインの新規追加で「Redirection」と検索をしてインストール、有効化します。
新規追加の検索で出てこない場合には、コチラからダウンロードし、wp-content/pluginsにインストールすることでも可能です。
プラグインの有効化後、プラグインの画面へ自動遷移します。
WordPressの管理画面＞ツール＞Redirection
から設定をしていきます。
WordPressの管理画面＞ツール＞Redirection
へ移動すると図のように「Redirectionへようこそ」という画面になります。説明が沢山書いてありますが、左下の「セットアップを開始」を選択します。
基本セットアップについても後から調整できるので、今回はそのまま「次へ」で進んでいきます。
既存のリダイレクトをインポートについても、今回は他にリダイレクトしていないことを想定し、「次へ」で進んでいきます。
REST APIの画面になります。
「セットアップ完了」を選択します。
Redirection を設定
進捗のバーが右端まで行ったら「次へ」を選択します。
インストール完了
これで、無事にRedirection がインストールされました。
「準備完了です！」を選択しましょう。
自動的に「転送ルール」に遷移します。
ここは「WordPress管理画面＞ツール＞Redirection」からいつでも参照することができます。
リダイレクトをかけてみる
例として、トップページのURLが「https://○○○○.com/」の場合で、「https://○○○○.com/sample/」から「https://○○○○.com/sample-redirect/」にリダイレクトを掛けるとした場合
①「リダイレクト元となる相対URL」を入力します。
今回の例の場合は、「https://○○○○.com/sample/」の相対URLは「/sample/」に当たります。
②「リダイレクト先のURL、もしくは投稿のタイトルやパーマリンクを入力できます。」にリダイレクト先を入力します。
今回の例の場合は、「https://○○○○.com/sample-redirect/」と入力します。
①②の入力が出来たらその下にある「転送ルールを追加」を選択すれば設定が完了し、転送ルール一覧のリストに設定したものが入ります。
正規表現が必要な場合
正規表現が必要な場合の特殊な事例の場合は、右側から「正規表現」を選択します。
たとえば、検索結果を表示させるURL「https://○○○○.com/2024/?s=」を「https://○○○○.com/?s=」にリダイレクトしたい場合などは正規表現を使用します。
「https://○○○○.com/2024/?s=」の相対パスは「/2024/?s=」にあたりますが、「^/2024/\?s=(.*)」といった正規表現を用います。
転送先「https://○○○○.com/?s=」についても「https://○○○○.com/?s=$1」とし、 $1では、ソースURLの正規表現でキャプチャされた部分（クエリ文字列）を設定します。
さいごに
「.htaccess」ファイルを編集し、リダイレクト設定をすることも出来ますが、「Redirection（リダイレクション）」のプラグインを使用すれば、一覧で設定しているものの確認をとることもできますし、追加・編集も簡単にすることができて、とても便利です。