WordPressをリセットして初期状態で作業を行いたいときなど、FTPソフト等ですべて削除して再インストールをすることもできますが、今回はプラグイン「WP Reset」を使用してリセットを行っていきます。
はじめに
FTPでリセット(再インストール)するわけではないので、どうしても削除されるものと削除されないものが生まれます。
削除されないもの |
テーマ |
プラグイン |
メディアファイル(メディアからは見えなくなるものの、wp-uploadsのフォルダ内には残存します) |
一般設定内の項目(サイトのタイトルなど) |
ログインしているユーザー情報 |
削除されるもの |
投稿 |
カスタム投稿タイプ |
固定ページ |
コメント |
メディア |
ログイン中ではないユーザー |
データベース |
WP Reset をインストール
WordPress管理画面から、プラグインの新規追加で「WP Reset」と検索をしてインストール、有効化します。
新規追加の検索で出てこない場合には、コチラからダウンロードし、wp-content/pluginsにインストールすることでも可能です。
WP Resetを使ってみよう
「消えてしまっては困る・・・でもリセットしよう」と思っている場合は、バックアップを事前に取ってから行っていきましょう。バックアップをプラグインで取る場合は、「All-in-One WP Migration」がおすすめです。
Reactivate current theme
現在のテーマを有効化
Reactivate WP Reset plugin
WP Resetのプラグインを有効化
Reactivate all currently active plugins
現在のプラグインをすべて有効化
3つのチェックは削除される内容には関わりがないため、任意で設定していきましょう。
チェックボックスの下にある文は以下の内容となっています。
(原文) Type reset in the confirmation field to confirm the reset and then click the "Reset WordPress" button. Always create a snapshot before resetting if you want to be able to undo. |
(翻訳) 確認フィールドに「reset」と入力してリセットを確認し、[WordPress をリセット] ボタンをクリックします。元に戻したい場合は、リセットする前に 必ずスナップショットを作成してください。 |
進む準備がOKになったら、テキストボックスに「reset」と入力し赤いボタン「Reset site」を押してサイトをリセットしていきましょう。
さいごに
「WP Reset」は、プラグインで簡単にリセットができる反面、メディアファイル内のデータは、「メディア」からは閲覧できなくなりますが、サーバー上の「wp-uploads」の中には残存しますので、完全なリセットをする場合は、FTPを通じて再インストールをすることが推奨になります。
テストサイトとして、複数のサイトのテストを繰り返し行うなどの際は、FTP経由でいちいちリセットをすることは手間が結構かかりますので、特段動作上問題がない場合は、このプラグインを使ってみることも良いと思います。