2023.09.01

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2025.04.08

タイムスケジュール、タイムテーブルをスプレッドシートで経過時間を入れて自動で時間が出るようにしてみる

Googleスプレッドシートで、タイムスケジュール(タイスケ)やタイムテーブルを作る場合に、経過時間をいれるだけで時刻が出るようにしたい場合があります。

前回の記事のTIME関数を応用することで簡単に作ることが可能です。

実際にやってみる

完成系は画像のようなタイムテーブルを作ることが目的です。

このようなタイムテーブルを作る際に、時刻、経過時間を都度都度手入力するのは手間がかかりますよね。

D列にある経過時間(分)を入れるだけで簡単に経過時刻が出るように作っていきます。

  • まず起点となる時刻をA1のセルに「17:30」と入力
  • D列には経過時間をいれる。今回D1の「30」を30分として「TIME(0,D1,0)」で認識させる
  • C1のセルにA1の「17:30」とD1の「30分」を合計し、「18:00」になるよう「=A1 + TIME(0, D1, 0)」の指揮をC1のセルに入力する
  • A2には今合計された時間がそのまま出ればいいので、「=C1」でC1の内容を参照させる
  • C2のセルには今度はD2の「5」の5分を合計するため「=A2 + TIME(0, D2, 0)」を入力する
  • その下は、A2:C2をそのまま式一緒になるので、コピペする

これで完成図と同じ式が作れます。

ちょっとだけ応用

画像では、D列の分に当たる部分が「(30)」などのように括弧付きになっています。これはただ書式設定をしているだけですが、簡単に説明を残します。

  1. D1もしくはD列の対象範囲を選択
  2. 「表示形式」を選択
  3. 「数字」を選択
  4. 「カスタム数値形式」を選択
  1. カスタム数値形式の部分に書式を指定
    (##)

    ※「(##)」 は、数値をカッコ付き2桁表示(例:5 → (05))にするカスタム数値形式です。

  2. 適用を選択

これで分の部分を括弧表示させることが可能です。

さいごに

タイムテーブルを作る際、手入力でやってしまうと、分と実際の時刻がずれてしまうことが発生しますが、関数で経過時間をいれるだけで、時刻が明確にでるようにしておけば、そのようなミスを防ぐことが可能です。

とっても便利なので、ぜひ使ってみてくださいね。