Googleスプレッドシートで、タイムスケジュール(タイスケ)やタイムテーブルを作る場合に、経過時間をいれるだけで時刻が出るようにしたい場合があります。
前回の記事のTIME関数を応用することで簡単に作ることが可能です。
実際にやってみる
完成系は画像のようなタイムテーブルを作ることが目的です。
このようなタイムテーブルを作る際に、時刻、経過時間を都度都度手入力するのは手間がかかりますよね。
D列にある経過時間(分)を入れるだけで簡単に経過時刻が出るように作っていきます。
- まず起点となる時刻をA1のセルに「17:30」と入力
- D列には経過時間をいれる。今回D1の「30」を30分として「TIME(0,D1,0)」で認識させる
- C1のセルにA1の「17:30」とD1の「30分」を合計し、「18:00」になるよう「=A1 + TIME(0, D1, 0)」の指揮をC1のセルに入力する
- A2には今合計された時間がそのまま出ればいいので、「=C1」でC1の内容を参照させる
- C2のセルには今度はD2の「5」の5分を合計するため「=A2 + TIME(0, D2, 0)」を入力する
- その下は、A2:C2をそのまま式一緒になるので、コピペする
これで完成図と同じ式が作れます。
ちょっとだけ応用
画像では、D列の分に当たる部分が「(30)」などのように括弧付きになっています。これはただ書式設定をしているだけですが、簡単に説明を残します。
- カスタム数値形式の部分に書式を指定
(##) ※「(##)」 は、数値をカッコ付き2桁表示(例:5 → (05))にするカスタム数値形式です。
- 適用を選択
これで分の部分を括弧表示させることが可能です。
さいごに
タイムテーブルを作る際、手入力でやってしまうと、分と実際の時刻がずれてしまうことが発生しますが、関数で経過時間をいれるだけで、時刻が明確にでるようにしておけば、そのようなミスを防ぐことが可能です。
とっても便利なので、ぜひ使ってみてくださいね。