2023.08.31

|

2025.04.08

スプレッドシートで入力した数字を時間として認識させてみる[応用で時間の足し算もしてみる]「TIME関数」

Googleスプレッドシートを使っていると、たとえば「5」とだけ入力したセルの内容を、「5時間」や「5分」「5秒」として別の時刻と足し算したくなる場面、ありませんか?

ただの数字として扱うのではなく、時間の「時・分・秒」として認識させたいときに使えるのが、今回紹介する TIME関数 です!

TIME関数とは?

TIME(時, 分, 秒) の形式で使い、それぞれの数値を時間データに変換してくれる関数です。

実際にやってみた

以下の画像では、同じ「5」という数値をそれぞれ「時」「分」「秒」として扱った例を紹介しています。

このように、TIME関数にそれぞれの値を入れることで、数値を時間に変換できます。

=TIME(時, 分, 秒)

図のようにA1に「5」が入っていれば

  • =TIME(A1,0,0)は、「時」のところにA1を参照しているので、「5:00:00」(5時間)として返ってきます。
  • =TIME(0,A1,0)は、「分」のところにA1を参照しているので、「0:05:00」(5分)として返ってきます。
  • =TIME(0,0,A1)は、「秒」のところにA1を参照しているので、「0:00:05」(5秒)として返ってきます。

応用例:「指定時間に分を加算」

たとえばA6のセルの「0:10:00」という時刻にA1のセルの「5」を分としてを加えたい場合、こんな式が使えます

=A6+time(0,A1,0)
  • A6のセルに「0:10:00」と10分が入っている
  • A1のセルに「5」の数値が入っている
  • A1セルをtime(0,A1,0)で「5」を「0:05:00」と5分として認識させる
    ※TIME関数は大文字でも小文字でも反応します。
  • A6セルとA1セルを上記から合計する式を書く「=A6+time(0,A1,0)」
  • 「0:15:00」と合計された15分として返ってくる。

まとめ

  • TIME関数は「数値」を「時・分・秒の時間」に変換してくれる便利な関数。
  • 時刻の加算・減算、タイマー的な処理など、時間にまつわる処理で大活躍。
  • TIME(時, 分, 秒) のそれぞれに、数値やセル参照を入れるだけで簡単に使えます!

「数字を時間に変えたいだけなんだけど…」というときには、ぜひこの TIME関数 を使ってみてくださいね!

タイムテーブルやタイムスケジュール(タイスケ)で経過時間から時刻を出力する方法を次回の記事で紹介します。