2024.10.14

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2025.04.04

[1/2] LINE Notify終了後もGASでスプレッドシートの通知をLINEに送ってみる!

2025年3月31日にLINE Notifyがサービスを終了したことで、Google Apps Script(GAS)を使ってスプレッドシートの更新をLINEに通知していた人たちにとって、大きな問題が発生しました。

私もまさにその1人で、お客さん向けにスプレッドシートの更新をLINEで自動通知していたのですが、LINE Notifyが使えなくなってしまい、「どうすればいいのか…」と急いで対応策を探しました。

この記事では、LINE Notifyの代替手段として「LINE Bot」を使ってGASからLINE通知を送る方法を紹介します。

LINE Bot + GAS で通知を送る

比較項目 LINE Notify(旧) LINE Bot(新)
導入の手軽さ ◎ 簡単 △ やや複雑
複数ユーザー対応 ◯(アクセストークン共有)
◎(チャットIDごとに管理)
サービス継続性 ✕ 終了 ◎ 継続利用可

Step 1:LINE Developersにアクセスし、今回使用するLINE公式アカウントの作成を完了する

1.LINE Developers にログイン

https://developers.line.biz/ja/

右上にある、「コンソールにログイン」を選択します。

2.「LINEアカウントでログイン」もしくは「ビジネスアカウントでログイン」でログインをしていきます。

LINEビジネスアカウント(旧LINE公式アカウント)の登録についてはコチラの記事にて紹介しています。

3.「プロバイダー」を作成

「作成」のボタンを選択します

4.「新規プロバイダー作成」

プロバイダー名の部分に任意の名称をつけます。
なるべくわかりやすい名称で入れることが推奨です。
※日本語OK(ひらがな・漢字OK)

プロバイダー名が決まったら「作成」を選択します。

5.チャネル設定

Messaging APIを選択します。

6.LINE公式アカウントを作成する

今回作成するLINE公式アカウントの設定をしていきます。

7.LINE Business IDをログイン

「ログイン」を選択します。

今回の今までの流れからすると、LINEアカウントにはログインをしていると思うので、今回の登録に紐づく個人のLINEアカウントが表示されていると思います。

8.SMS認証

LINEアカウントのログインでSMS認証を求められるので「SMS認証を行う」を選択します。

9.SMS認証の電話番号をいれSMS送信をする

日本(Japan)+81と書かれていますが、090や080など先頭の「0」から始めて問題ないので、いつも通りの電話番号を入力します。

※ハイフンはなくても問題ありません。

入力できたら「SMSを送信」を選択します。

10.認証番号の確認

SMSで認証番号が送信されてくるので、記載されている番号を入力し「確認する」を選択します。

11.ログイン完了

ログインが完了したら「サービスに戻る」を選択します。

11.LINE公式アカウントの作成「会社・店舗情報を登録」

今回作るLINE公式アカウントの情報を入れていきます。LINE公式アカウントは個人のLINEアカウントから複数登録ができます。公式があるかないかの名前で似ていますが異なるものです。

ログイン情報
ユーザー名 最初から個人のLINEアカウントが入っています
サービス対象国・地域 最初から日本になっています。

 

アカウント情報
アカウント名 LINEの友だちリストやトーク画面に表示される名称です。
プロバイダー名と一緒でも大丈夫です。
メールアドレス 任意の連絡が取れるメールアドレスを設定しましょう。
会社・事業者の所在国・地域 デフォルトは日本になっています。
会社・事業者名 名称を入力します。
アカウント名が屋号などの場合は、一緒でも良いでしょう。
業種 大業種と小業種を選択します。
運用目的 適切なものを選択しましょう。
複数の選択も可能です。
主な使い方
  • メッセージ配信用

主にメッセージ配信を利用して、友だちに情報を発信する。

  • チャット・LINEコール用

主にチャットやLINEコールを利用して、友だちからの問い合わせに対応する。

  • 上記以外の使い方
  • 未定

この選択によって利用できる機能が制限されることはありません。

入力が完了し、利用規約の同意ができたら「確認」を選択し進んでいきます。

12.LINE公式アカウントの作成「入力内容の確認」

先ほど入力した内容が問題なければ「完了」します。

12.LINE公式アカウントの作成「申し込み完了」

LINE公式アカウントが作成されました。
という画面になります。

下部に「認証済アカウントでより便利に」という項目がありますが、今回は、ショップ運用などではなく「GASでスプレッドシートの通知をLINEに送ってみる」ことが目的なので、アカウント認証はせずに「あとで認証を行う」を選択し、ここは終了していきます。

13.LINEに通知が届く

今回のLINE公式アカウントに紐づいているLINEアカウントにメッセージが届きます。

14.「情報利用に関する同意について」

同意して進んでいきましょう。

15.「LINEヤフーグループへの情報提供に関する個別規約への同意について」

同意して進んでいきましょう。

16.LINE Official Account Manager

自動的に画像のページへ遷移します。運用をはじめる前にで2つ出てきます。

(1/2)

  • 開設時に連携したLINEアカウントに、この公式アカウントが自動で友だち追加されています。
    →先ほどのLINEアカウントに通知が来ていた件ですね。

(2/2)

  • まずは友だちを集めましょう
    →今回はBotを作るのを目的に動きますので、一旦ここは飛ばしていきます。「ホーム画面に移動」を選択します。

今回の記事はここまで
次回の記事でBotの作成を実際に進めていきます。