「AIに指示するだけで、ホームページが作れる」——最近そんな話を、あちこちで耳にするようになりました。実際のところ、どこまで本当なのでしょうか。
私たちリクロスは、いまご覧いただいているこのコーポレートサイトそのものを、AI(Claude Code)を使って一から作り直しました。その実体験から、AIで「作れること」と「作れないこと」を、できるだけ正直にお話しします。
「AIでサイトが作れる」は、もう誇張ではない

ここ1〜2年で、生成AIを使ったWeb制作は「試せるおもちゃ」から「実務で使える道具」へと一気に進化しました。自然言語で「こういうページを作って」と伝えるだけで、HTMLもCSSも、スマートフォン対応のレイアウトも、それなりに動くものが出てきます。
数年前まで、簡単なページ1枚を形にするにも、それなりの知識と時間が必要でした。それがいまは、アイデアを言葉にした瞬間から、目に見える形が立ち上がっていきます。この変化は、正直に言って本物です。
実際にAIで作ってみて、驚いたこと
自社サイトの構築を通して、特に手応えを感じたのは次の3点でした。

- スピード:これまで何日もかかっていたページの叩き台が、数十分で立ち上がる。
- コードの正確さ:レスポンシブ対応や細かなアニメーションなど、”定番の実装”はむしろ人間より速く、ミスなくこなす。
- 案出しの引き出しの多さ:文章の構成やデザインの方向性を、何パターンも即座に出してくれる。
このサイトの各ページも、最初のたたき台はAIが一気に組み上げたものです。「AIでサイトが作れる」という言葉に、誇張はありません。
では「誰でも」「そのまま公開」できるのか?

ここからが本題です。結論から言うと——動くサイトは作れます。けれど、”成果の出るサイト”になるかどうかは、まったく別の問題でした。
AIは、「指示したこと」を驚くほど正確にこなします。裏を返せば、何を指示すべきかが分かっていないと、”それらしく見えるだけ”のサイトが出来上がる、ということでもあります。
誰に、何を伝え、どう動いてもらうのか。検索で見つけてもらうにはどうするか。会社の”らしさ”をどう一貫させるか——こうした問いに答えを持たないまま作ると、見た目は整っていても、アクセスも問い合わせも増えないサイトになりがちです。
では、その差は具体的にどこで生まれるのか。次回、「AIで作ったサイトが問い合わせにつながらない理由」を、5つの観点で掘り下げます。
シリーズ「AIでサイト制作」(全3回)
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