2023.08.23

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2025.03.31

Excelの「循環参照」エラーを解消してみる

Excel(エクセル)でファイルを開いた際に、「1つ以上の循環参照が発生しています。循環参照とは、数式が直接的または間接的に自身のセルを参照している状態を指します。これにより、計算が正しく行われない可能性があります。循環参照を削除または変更するか、数式を別のセルに移動してください。」という表示が出て困ったことはありませんか?

循環参照とは、数式が直接的または間接的に自分自身のセルを参照してしまっている状態を指します。

このエラーが起きる原因

例えば、セル A1 に =A1+1 のような式を入れると、A1 が自分自身を参照してしまい、計算が無限ループになります。このような場合に表示されるのが今回のエラーです。

解決方法

まずは数式が入っているセルを見つけることが必要になりますので、

  1. エクセルのメニューから「数式」を選択します。
  2. 「エラーチェック」の右側の矢印を選択します。
  3. 循環参照にマウスを乗せるとエラーが箇所が表示されます。

今回の画像の場合、エラー箇所は「Sheet2!$A$1」と書かれています。

  • 「Sheet2!」はSheet2という名前のシート
  • 「$A$1」は、A1のセル

という意味になりますので、Sheet2のA1のセルを参照してみましょう。

※画像をクリックして拡大して見ていただくとわかりやすいかと思います。

実際にSheet2のA1のセルを見てみると表面上は「0」となっていますが、数式を見てみると「=A1+1」となっています。

=A1+1の補足説明
セル A1 に =A1+1 のような式を入れると、A1 が自分自身を参照してしまい、計算が無限ループになります。このような場合に表示されるのが今回のエラーです。

よって、このセルの数式を正しく修正するか、不要であれば削除すれば循環参照のエラーは解消することが可能になります。

まとめ

循環参照のエラーが生じたら

  1. 数式タブから「エラチェック」
  2. 循環参照でエラー発生箇所を把握
  3. エラー発生箇所のセルの数式の修正もしくは削除
  4. 解消

となります。循環参照でエラーが毎回立ち上げ時に出てしまうなどの場合、この方法で解決して見てください。